2025年版|国内主要20路線の航空券相場まとめ
【FSC・LCC・平日/土日・繁忙期・直前】
国内旅行・出張の需要が戻り、航空券の価格は曜日や時期、航空会社によって大きく変動するようになりました。
この記事では、東京・大阪・名古屋・福岡発の国内主要20路線について、
- フルサービスキャリア(FSC:ANA・JALなど)
- LCC(Peach・Jetstarなど)
- 平日 / 土日祝 / 繁忙期 / 直前
ごとに、片道運賃の目安を表でまとめました。
あくまで「一般的な相場感」のため、実際の価格は便や日付・残席数・セール有無などで変わりますが、全体のイメージを掴むのに役立ちます。
この記事でわかること
- 国内線・主要20路線の片道運賃目安(2025年時点のイメージ)
- FSCとLCC、それぞれの価格帯と特徴
- 平日・土日祝・繁忙期・直前でどれくらい変わるか
- セール時の「底値」はどのくらいか
- 最安値で航空券を買うためのチェックポイント
国内線の航空券相場が変動する主な要因
フルサービスキャリア(FSC)とLCCの違い
- FSC(ANA / JALなど):受託手荷物込み、座席の広さやサービス重視。
運賃はおおむね片道1〜3万円台が中心。 - LCC(Peach / Jetstarなど):運賃は安いが、手荷物や座席指定などは有料が基本。
セール時は片道2,000〜6,000円台も珍しくありません。
時期・曜日・購入タイミング
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始・3連休初日など)は2〜4倍に高騰
- 平日昼間は比較的安く、金曜・日曜・連休初日は高くなりがち
- ANA/JALの早割は最大355日前から販売され、早いほど安くなりやすい
- LCCはセール中心で、特定期間だけ底値が出ることが多い
国内主要20路線の航空券相場一覧(2025年)
以下では、出発地別に路線を並べ、時期 × 航空会社種別で相場感をまとめています。
相場はすべて片道・税込の目安です。
東京(羽田・成田)発の主要路線
① 東京 ⇔ 札幌(新千歳)
| 時期 | FSC(ANA / JAL / AIRDOなど) | LCC(Peach / Jetstar・成田発など) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜22,000円 | 7,000〜12,000円 | ビジネス+観光で需要大。LCCは平日昼便が狙い目。 |
| 土日祝 | 18,000〜28,000円 | 9,000〜14,000円 | 週末やイベント開催時は高め。 |
| 繁忙期(GW・雪まつり等) | 30,000〜45,000円 | 18,000〜25,000円 | 冬の北海道イベントシーズンは特に高騰。 |
| 直前(1〜3日前) | 35,000〜50,000円 | 15,000〜28,000円 | FSCは5万円近くまで跳ねることも。 |
セール底値の目安:LCCセール時は2,000円台後半〜4,000円台が出ることもあります。
② 東京 ⇔ 旭川
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC | コメント |
|---|
| 平日 | 12,000〜24,000円 | ― | FSCメイン路線。スキー・温泉シーズンは高め。 |
| 土日祝 | 20,000〜30,000円 | ― | 週末+冬季イベント重なると高騰。 |
| 繁忙期(冬・連休) | 32,000〜48,000円 | ― | 年末年始・連休は3万円台後半も。 |
| 直前 | 40,000〜55,000円 | ― | 直前は最上級クラスの価格帯に。 |
③ 東京 ⇔ 仙台
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC(成田発) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜18,000円 | 6,000〜10,000円 | 距離が短く、全体に比較的安め。 |
| 土日祝 | 16,000〜25,000円 | 8,000〜12,000円 | 観光シーズンの週末はやや上昇。 |
| 繁忙期 | 23,000〜35,000円 | 12,000〜16,000円 | 夏祭りや大型連休は高め。 |
| 直前 | 25,000〜38,000円 | 12,000〜22,000円 | 直前発券はどの会社も一段高い。 |
④ 東京 ⇔ 名古屋(中部)
| 時期 | FSC | LCC | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜16,000円 | 5,000〜8,000円 | 新幹線との競合が強く、価格は比較的抑えめ。 |
| 土日祝 | 12,000〜20,000円 | 6,000〜10,000円 | 週末の需要増でやや上昇。 |
| 繁忙期 | 18,000〜28,000円 | 10,000〜14,000円 | GW・お盆は新幹線とほぼ同等かやや高め。 |
| 直前 | 20,000〜30,000円 | 12,000〜18,000円 | 直前はFSC・LCCとも値段が上がりやすい。 |
⑤ 東京 ⇔ 大阪(伊丹・関空)
| 時期 | FSC(ANA / JAL / スターフライヤーなど) | LCC(Peach / Jetstar・成田発など) | コメント |
|---|
| 平日 | 7,000〜14,000円 | 2,980〜6,000円 | 便数が多く、早割やセールを狙いやすい路線。 |
| 土日祝 | 12,000〜18,000円 | 4,000〜8,000円 | 週末・3連休は底値が出にくい。 |
| 繁忙期 | 18,000〜26,000円 | 8,000〜14,000円 | 年末年始・GWは新幹線との比較も要チェック。 |
| 直前 | 20,000〜28,000円 | 9,000〜15,000円 | 距離が短い割に直前は意外と高くなりがち。 |
⑥ 東京 ⇔ 福岡
| 時期 | FSC | LCC | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜19,000円 | 7,000〜12,000円 | ビジネス需要が強く、朝夕便は高め。 |
| 土日祝 | 15,000〜25,000円 | 10,000〜15,000円 | 週末の移動集中で全体的に高い。 |
| 繁忙期 | 25,000〜38,000円 | 15,000〜25,000円 | 大型連休は3万円台も普通に出る。 |
| 直前 | 30,000〜42,000円 | 18,000〜28,000円 | 直前ビジネス利用が多く、最上級水準。 |
⑦ 東京 ⇔ 熊本
| 時期 | FSC | LCC(Jetstar・成田発など) | コメント |
|---|
| 平日 | 12,000〜22,000円 | 9,000〜12,000円 | 地方路線の中では比較的便数多め。 |
| 土日祝 | 16,000〜28,000円 | 11,000〜16,000円 | 観光地・温泉地への玄関口として需要増。 |
| 繁忙期 | 25,000〜38,000円 | 15,000〜22,000円 | GW・お盆は観光+帰省で価格上昇。 |
| 直前 | 30,000〜42,000円 | 15,000〜28,000円 | 地方路線の直前は高止まりしやすい。 |
⑧ 東京 ⇔ 鹿児島
| 時期 | FSC | LCC(Peach・成田発など) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜18,000円 | 7,000〜11,000円 | 九州南部の玄関口。LCCをうまく使うと安い。 |
| 土日祝 | 16,000〜25,000円 | 9,000〜13,000円 | 指宿・屋久島方面の観光需要で週末は上昇。 |
| 繁忙期 | 22,000〜35,000円 | 14,000〜22,000円 | 夏休み・連休はやはり高め。 |
| 直前 | 30,000〜40,000円 | 18,000〜25,000円 | 直前はFSCが3〜4万円台も。 |
⑨ 東京 ⇔ 沖縄(那覇)
| 時期 | FSC(ANA / JAL / スカイマークなど) | LCC(Peach / Jetstarなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 12,000〜25,000円 | 7,000〜14,000円 | 冬場はFSCでも1万円台前半も狙える人気路線。 |
| 土日祝 | 18,000〜28,000円 | 10,000〜18,000円 | 週末のリゾート需要で全体に高め。 |
| 繁忙期(夏休み・GWなど) | 35,000〜50,000円 | 15,000〜28,000円 | 夏場はFSCで片道4〜5万円台も珍しくない。 |
| 直前 | 40,000〜55,000円 | 18,000〜32,000円 | 直前の沖縄行きは国内最高クラスの高騰路線。 |
⑩ 東京 ⇔ 石垣島
| 時期 | FSC | LCC(季節・経由便含む) | コメント |
|---|
| 平日 | 18,000〜30,000円 | 12,000〜18,000円 | 直行便は高め、経由・LCC利用でコストダウン可。 |
| 土日祝 | 25,000〜38,000円 | 15,000〜22,000円 | ダイバー・観光需要で週末は特に高い。 |
| 繁忙期(夏・連休) | 40,000〜60,000円 | 22,000〜35,000円 | 国内でもトップクラスの高額路線。 |
| 直前 | 50,000〜65,000円 | 28,000〜40,000円 | 直前の直行便は5〜6万円台も。 |
大阪(伊丹・関空)発の主要路線
⑪ 大阪 ⇔ 札幌(新千歳)
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜18,000円 | 7,000〜11,000円 | Peachの関空発でかなり安くなることも。 |
| 土日祝 | 16,000〜24,000円 | 9,000〜13,000円 | 冬場のスキー・観光需要で上昇。 |
| 繁忙期 | 24,000〜36,000円 | 14,000〜22,000円 | 年末年始・雪まつりシーズンは高め。 |
| 直前 | 28,000〜40,000円 | 16,000〜26,000円 | 直前発券は2〜3万円台も普通。 |
⑫ 大阪 ⇔ 仙台
| 時期 | FSC | LCC | コメント |
|---|
| 平日 | 11,000〜19,000円 | ― | FSC中心の路線。早割なら1万円台前半も。 |
| 土日祝 | 15,000〜24,000円 | ― | 観光+ビジネス混在でやや高止まり。 |
| 繁忙期 | 22,000〜34,000円 | ― | 夏祭り等シーズンは高騰。 |
| 直前 | 26,000〜38,000円 | ― | 直前は2〜3万円台を覚悟。 |
⑬ 大阪 ⇔ 福岡
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜17,000円 | 6,000〜10,000円 | ビジネス需要はあるが距離が短く比較的安い。 |
| 土日祝 | 13,000〜22,000円 | 8,000〜12,000円 | 週末はやや高め。 |
| 繁忙期 | 20,000〜30,000円 | 12,000〜18,000円 | 連休時は全体的に底値が消える。 |
| 直前 | 24,000〜34,000円 | 14,000〜22,000円 | 直前は新幹線との比較もポイント。 |
⑭ 大阪 ⇔ 鹿児島
| 時期 | FSC | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜18,000円 | 7,000〜11,000円 | 関西からの南九州旅行に人気。 |
| 土日祝 | 15,000〜24,000円 | 9,000〜13,000円 | 温泉・観光シーズンは需要増。 |
| 繁忙期 | 22,000〜34,000円 | 13,000〜20,000円 | GW・お盆は底値レンジが消える。 |
| 直前 | 26,000〜38,000円 | 16,000〜24,000円 | 直前は3万円前後まで上昇しやすい。 |
⑮ 大阪 ⇔ 沖縄(那覇)
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC(Peach / Jetstarなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜18,000円 | 6,000〜10,000円 | 関西発リゾート路線の定番。冬は安くなりやすい。 |
| 土日祝 | 15,000〜24,000円 | 8,000〜14,000円 | 夏前後の週末はLCCでも高め。 |
| 繁忙期 | 24,000〜36,000円 | 13,000〜22,000円 | 夏休みシーズンは全体的に高騰。 |
| 直前 | 28,000〜40,000円 | 15,000〜26,000円 | 直前は2〜3万円台も。 |
名古屋(中部)発の主要路線
⑯ 名古屋 ⇔ 札幌(新千歳)
| 時期 | FSC | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 10,000〜16,000円 | 6,000〜10,000円 | 東海圏から北海道旅行の定番。 |
| 土日祝 | 14,000〜22,000円 | 8,000〜12,000円 | 冬場や連休はやや高め。 |
| 繁忙期 | 20,000〜30,000円 | 12,000〜18,000円 | 年末年始・雪まつりシーズンなど。 |
| 直前 | 24,000〜36,000円 | 14,000〜22,000円 | 底値は消え、全体に高止まり。 |
⑰ 名古屋 ⇔ 福岡
| 時期 | FSC(ANA / JAL) | LCC(Jetstarなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜14,000円 | 6,000〜9,000円 | FSCでも1万円前後が出やすい路線。 |
| 土日祝 | 12,000〜20,000円 | 8,000〜12,000円 | 週末旅行需要で少し高め。 |
| 繁忙期 | 18,000〜28,000円 | 11,000〜16,000円 | 連休・イベント時は底値が消える。 |
| 直前 | 22,000〜32,000円 | 14,000〜20,000円 | 直前はFSCで2〜3万円台。 |
⑱ 名古屋 ⇔ 沖縄(那覇)
| 時期 | FSC | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 11,000〜20,000円 | 7,000〜12,000円 | 東海発のリゾート路線。冬が安め。 |
| 土日祝 | 16,000〜26,000円 | 9,000〜15,000円 | 夏〜秋の週末は価格上昇。 |
| 繁忙期 | 24,000〜36,000円 | 14,000〜22,000円 | 夏休み・連休はFSCで3万円台も。 |
| 直前 | 28,000〜40,000円 | 16,000〜26,000円 | 直前は2〜4倍の価格差になることも。 |
福岡発の主要路線
⑲ 福岡 ⇔ 東京(羽田・成田)
※東京⇔福岡と同ルートなので、価格帯は概ね同じイメージです。
| 時期 | FSC(ANA / JALなど) | LCC(Jetstarなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 9,000〜19,000円 | 7,000〜12,000円 | 朝東京行き・夜福岡行きはビジネス需要で高め。 |
| 土日祝 | 15,000〜25,000円 | 10,000〜15,000円 | 週末の出張・観光が重なると上昇。 |
| 繁忙期 | 25,000〜38,000円 | 15,000〜25,000円 | 大型連休は往復で5〜7万円台になることも。 |
| 直前 | 30,000〜42,000円 | 18,000〜28,000円 | 直前利用はとくにFSCが高騰しやすい。 |
⑳ 福岡 ⇔ 沖縄(那覇)
| 時期 | FSC(ANA / JALなど) | LCC(Peachなど) | コメント |
|---|
| 平日 | 7,000〜14,000円 | 6,000〜10,000円 | 距離が近く、通年を通して比較的お手頃。 |
| 土日祝 | 11,000〜20,000円 | 8,000〜13,000円 | 夏場の週末は価格上昇。 |
| 繁忙期 | 18,000〜28,000円 | 12,000〜18,000円 | 連休・夏休みは全体に高め。 |
| 直前 | 22,000〜32,000円 | 14,000〜22,000円 | 直前はFSC・LCCとも2万円前後まで上昇。 |
路線別のざっくり傾向まとめ
- 札幌・福岡・沖縄・石垣島路線は、ビジネス&観光が強く、FSCの相場がやや高め。
- 東京⇔大阪・名古屋・福岡は本数が多く、早割・セールを狙えば相場は下げやすい。
- 沖縄・石垣島は夏の繁忙期と直前が突出して高く、冬〜春先が狙い目。
- LCCは平日昼間+早めの予約で最安値に入りやすい。
LCC(Peach / Jetstar など)のセール傾向と底値イメージ
- Peach:周年セール・就航記念セールなどで片道2,000〜4,000円台が出ることも。
- Jetstar:週末のタイムセールで3,000〜5,000円台の路線が複数出るケースあり。
- Skymark / StarFlyer:FSCとLCCの中間的な存在で、早割やキャンペーン時は大手FSCより安いことも多い。
いずれも、セールは座席数限定かつ対象期間も限定なので、狙う場合は公式サイトやアプリの通知・メルマガ登録が有効です。
航空券を安く買うためのチェックリスト
- 旅行日程が決まり次第、まずはANA/JALの早割+LCCの通常運賃をざっくりチェック。
- 大型連休やお盆・年末年始は、「安く行く」より「取れるかどうか」が重要になることも。
- LCC利用時は、手荷物・座席指定・支払手数料まで含めたトータル金額で比較。
- 平日フライト・早朝/夜便を選ぶと、相場の下限側を狙いやすい。
- 価格比較サイト・アプリの価格アラート機能を活用し、狙い路線の値下がりをウォッチ。
まとめ:2025年の国内線相場感を頭に入れておこう
2025年の国内線は、路線や時期によって差はあっても、ざっくり見ると次のようなイメージです。
- FSCの主力路線(札幌・福岡・沖縄など)は片道1〜3万円台が中心。
- LCCの通常価格は6,000〜12,000円台が目安。
- セール時の底値は2,000〜5,000円台が狙いどころ。
- 繁忙期&直前は、平常時の2〜4倍まで上がることもある。
「安く買う」ためには、
- 早めに動く
- 平日・オフシーズンを選ぶ
- LCCセール情報をこまめにチェック
という3つが王道です。
本記事の相場表を「ざっくりとした基準」として頭に入れておくと、セール情報を見たときに「これは安い/普通/高い」がすぐ判別できるようになります。
今後も、各社のセール情報や実勢価格にあわせて、相場感は適宜アップデートしていきます。