東京都練馬区は、物価上昇が続く中で区民の生活を支援し、区内商店街などの消費を促進するため、2025年12月1日から31日までの1か月間、キャッシュレス決済によるポイント還元キャンペーン「第2弾」を実施します。
この取り組みは、2025年夏に実施された第1弾に続くもの。年末の購買需要が高まる時期に合わせて、区民の家計負担軽減と地域経済の循環を目的に行われます。
「第2弾キャッシュレス決済ポイント還元事業」概要
練馬区が主体となり、キャッシュレス決済事業者へ委託する形で実施される本キャンペーンは、区内の中小店舗でのキャッシュレス利用を対象に決済額の10％がポイントで還元される仕組みです。
1円＝1ポイントとして利用可能で、実質10％の割引効果となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施期間 | 2025年12月1日（月）〜12月31日（水） |
| 還元率 | 10％ |
| 付与上限 | 1回あたり3,000ポイント／期間中5,000ポイント |
| 対象店舗 | 区内の中小企業店舗（大手チェーン店を除く） |
| 予算規模 | 約5億4,000万円 |
キャンペーン期間中に対象店舗でキャッシュレス決済を行うと、自動的にポイントが還元され、次回以降の支払いに利用できます。
ポイント付与は決済事業者を通じて行われ、現金還元はありません。
期間中のポイント上限は「1回3,000円・月5,000円」
今回の第2弾では、1回あたりの還元上限が3,000ポイントに設定されています。
例えば、1回の買い物で30,000円をキャッシュレスで支払った場合、3,000円分がポイントで還元。さらに期間中の合計上限は5,000円分まで付与されるため、複数回に分けて区内での買い物をするほどお得になります。
特に、年末の買い物や外食、クリスマス関連商品、正月準備の需要が高まる時期に重なることから、家計支援と地域商業の活性化の両立を目指した設計となっています。
中小企業支援と地域消費の好循環を目指す
対象となるのは、練馬区内の中小店舗のみ。
大手チェーンや全国展開の量販店は除外され、地域の商店街・個人経営店・中小事業者への直接的な経済効果を意識した設計となっています。
前回キャンペーンでは、商店街全体で「PayPayで10％戻ってくる！」という統一ポスターを掲示。その結果、通り全体に活気が戻り、「久しぶりに行列ができた」という店舗も見られました。
12月はクリスマスや年末の買い物が集中する繁忙期。
年末セールやお歳暮需要と重なることで、キャッシュレス決済を通じた地域内消費のさらなる活性化が期待されています。
今後のスケジュールと注目ポイント
区は10月21日発行の「ねりま区報」で参加店舗の募集を開始予定。
11月21日にはキャンペーン詳細が発表され、対象店舗リストも公開される見込みです。
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 10月21日 | 区報・公式サイトで参加店舗募集開始 |
| 11月21日 | 詳細発表・利用可能店舗一覧公表 |
| 12月1日〜31日 | キャッシュレスポイント還元実施期間 |
区民は12月1日以降、対象店舗でスマホ決済を行うだけで自動的に10％が還元されます。
期間は31日間限定。前回のキャンペーンも期間が短縮されることはありませんでしたが、予算の上限に達する見込みになると、キャンペーン期間よりも早期に終了する可能性があるため、早めの活用がおすすめです。
まとめ：年末は「キャッシュレスで練馬を応援！」
2025年12月に実施される練馬区のキャッシュレス還元キャンペーンは、前回のPayPay事業の成功を踏まえた地域密着型の第2弾。
- 還元率10％・最大5,000ポイント還元
- 区内中小企業店舗限定
- 実施期間：12月1日〜31日
家計にも地域にも優しいこの取り組み、12月はぜひ積極的に活用してみてください。