自治体が地域経済の活性化のために発行する「プレミアム付商品券」。
たとえば「1万円で1万3千円分使える」「20%分のポイントが付く」など、お得感が高く、毎回大人気のキャンペーンです。
その一方で、利用者の間でよく話題になるのがこちらの疑問。

「1人で何冊まで買えるの?」

「家族の分をまとめて買いたいけど大丈夫?」

「仕事で行けない家族の代わりに代理購入できる?」
今回は、プレミアム付商品券の購入可能数の上限や、家族分のまとめ買い、代理購入の可否など、実際に多くの人が迷いやすいポイントをわかりやすく、かつ詳しく解説していきます。
プレミアム付き商品券とは?
プレミアム付商品券とは、支払った金額以上の買い物ができる、お得な商品券のことです。
多くの場合、市区町村などの自治体が発行しています。
たとえば、以下のような例があります。
プレミアム付商品券の例
- 1冊10,000円で購入すると、12,000円分の買い物ができる
- 5,000円で6,000円分の商品券がもらえる
このように購入額よりも多く使える(=プレミアム分が上乗せされている)ため、利用者にとってはとてもお得です。
上乗せされた分(プレミアム分)は、自治体がお金を出してくれているので、住民にとってはお得、地域のお店にとっては売上アップにつながる仕組みなんです。
プレミアム付商品券の購入上限とは?
プレミアム付商品券は、誰でも何冊でも自由に買えるわけではありません。
多くの自治体では、購入できる上限冊数があらかじめ決められています。
よくある購入できる上限設定
- 1人あたり◯冊まで(1冊5,000円の商品券)
- 1世帯あたり◯万円分まで
- 電子商品券は1人◯口まで、紙の商品券は最大◯口まで
- 抽選制の場合:当選者1人あたり◯冊分購入可能
このように、「個人単位」または「世帯単位」で購入制限が設けられているケースが一般的です。
理由は以下のとおりです。
- 公平に分配するため(買い占め防止)
- 地域内で多くの人に利用してもらうため
- 予算内で経済効果を最大化するため
つまり、1人が何十冊も買ってしまうと制度本来の目的から逸れてしまうため、制限は必要不可欠なルールなのです。
家族分まとめて買うのはOK?

「自分・配偶者・子ども・祖父母など、家族の分をまとめて購入したい!」
これは多くの方が気になるポイントですが、結論としては…
条件を満たせば可能な自治体が多い
多くの自治体では、同一世帯の家族分について、まとめて購入できる制度を設けています。
ただし、以下のような条件が設けられるケースがほとんどです。
購入できる条件
条件 | 内容 |
---|---|
同居家族であること | 同一住所の家族に限る |
それぞれの氏名・生年月日の申告 | 購入者リストに記載が必要 |
本人確認書類の提示 | 保険証・マイナンバーカードなど |
ただし、申込時点で登録が必要だったり、抽選対象が本人のみだったりする場合もあるので、必ず事前に要項をチェックしてください。
代理購入はできるの?
高齢者や障がいをお持ちの方、仕事で平日行けない人などのために、代理人による購入を認めている自治体もあります。
代理購入が認められる代表的なケース
ケース | 必要書類・条件 |
---|---|
家族による代理購入 | 委任状・本人確認書類(双方) |
ケアマネージャー等の福祉関係者 | 特別な申請書・福祉証明書など |
本人の病気・障害による困難 | 医療機関の証明書、または自治体の判断で対応 |
一方で、本人確認が厳格な自治体では「代理購入不可」としていることもあります。
特に電子商品券やアプリ登録が必要な形式では、本人のスマホが必要になることもあるため、注意が必要です。
転売防止や不正利用防止の観点も
購入制限や代理購入の可否には、以下のような不正防止の理由も関係しています。
- 転売サイトなどでの高額転売を防ぐ
- 虚偽申請による大量取得のリスクを減らす
- 「1人何冊まで」のルールを確実に守らせる
このため、近年では【マイナンバーによる本人確認】や【スマホアプリでの登録・抽選】など、管理を厳格化する自治体も増加中です。
まとめ:購入できる数・家族分・代理購入は「自治体ルール」を確認!
プレミアム付商品券はとてもお得ですが、購入方法や購入上限には細かなルールがあります。
とくに「家族分を買えるのか?」「代理でもOKか?」といった疑問は、以下のように整理できます。
全国のプレミアム付商品券の実施状況
全国のプレミアム付商品券の販売情報は、下記のページでまとめています。
新しい情報が入り次第、随時更新しているので、こまめにチェックしてチャンスを逃さないようにしましょう!
お得に買い物ができる商品券を見つけたら、早めの申し込みがおすすめです。