最終更新日:2026年7月27日
使える店・お釣り・プレミアム率で比べる
先に結論
- 決め手は自分がよく行く店がどちらに対応しているか。これが最優先です
- どちらが広いとは一概に言えません。紙しか使えない店もデジタルしか使えない店もあります
- お釣りの扱いは紙の方式によって違います。デジタルは1円単位
- まれにデジタルのほうがプレミアム率が高い自治体があります
紙とデジタルを選ぶときの決め手は3つ
多くの自治体では申込時にどちらか一方しか選べず、あとから選び直せません。比べる点を3つに絞れば決められます。
| 比べる点 | 紙 | デジタル(電子) |
|---|---|---|
| 使える店 | 紙しか使えない店がある(読み取り機器のない個人商店など) | デジタルしか使えない店がある(百貨店・大型チェーンなど) |
| お釣り | 券面額式は出ない/二次元コード式は1円単位 | 1円単位で使える |
| プレミアム率 | 同じことが多い | まれに紙より高い自治体がある |
| 必要なもの | なし | スマホとアプリ |
| 家族に渡す | 手渡しできる | 渡せないことがある |
| なくしたとき | 原則再発行なし | ログインし直せば復元できることが多い |
選び直しはできません
両方を発行している自治体でも、購入できるのはどちらか一方というのがほとんどです。申し込んだあとで変更することはできません。迷ったら、次のセクションの「使える店」から確認してください。
使える店で選ぶ(どちらが広いとは限らない)
いちばん重要なのがここです。使える店は「紙のみ」「デジタルのみ」「両方」の3パターンに分かれます。
| 店のタイプ | なぜそうなるか |
|---|---|
| 紙しか使えない店 | 従来型の紙商品券は読み取り機器がいりません。レジに端末のない個人商店や商店街の小さな店でも扱えるため、デジタルに対応していない店が残ります |
| デジタルしか使えない店 | 百貨店や大型チェーンは、紙の回収・集計・換金という事務処理を避けて電子で完結させたい事情があります。紙を扱わない例が目立ちます |
| 両方使える店 | 設備と事務の両方に対応できる店。数としてはここがいちばん多くなります |
| 自治体 | 分かれ方 |
|---|---|
| 大阪市 | 公式一覧が「アプリ」「アプリ+紙券」「店舗毎に異なる」の3区分。百貨店はほぼアプリのみ。スーパーはチェーンによって紙の可否が分かれ、イオンやライフは紙も可、阪急オアシスや万代はデジタルのみ |
| 広島市 | 紙は市内の加盟店のみ、電子は広島広域都市圏まで使えます。市外へ出る機会があるかどうかで選択が変わります |
いずれも2026年の事業の内容です。条件は年度や自治体によって変わるため、実際の申込前には公式の店舗検索でご確認ください。
確かめ方はひとつだけです
公式の店舗検索には、紙が使えるかどうかの表示があることが多いです。自分がよく行く店を3〜5軒思い浮かべて、それが紙に対応しているかを調べる。これが唯一の確実な判断材料になります。一般論で決めると外します。
お釣り・使い勝手で選ぶ
端数の扱いと、なくしたときの対応が変わります。紙には2つの方式があるので混同しないでください。
| 種類 | お釣り | 残高の確認 |
|---|---|---|
| 紙(券面額式の綴り) | 出ない | 手元の券を数える |
| 紙(二次元コード式) | 1円単位 | レシートや専用ページで確認 |
| デジタル(電子) | 1円単位 | アプリで即確認 |
紙の使い勝手
- スマホがなくても使える
- 家族に手渡しできる
- 券面額式は端数が無駄になりやすい
- なくしたら原則として再発行されない
- 持ち歩きと保管の手間がある
デジタルの使い勝手
- 1円単位で使えて端数が無駄にならない
- 残高と履歴がアプリで見える
- スマホの紛失や機種変更時は引き継ぎが必要
- 通信環境が悪いと店頭で開けないことがある
- 家族に渡せないことがある
スマホが不安でも選択肢は残ります
多くの自治体では、デジタル商品券の発行にあわせてスマホ教室や操作説明会を開いています。市内の協力店舗にサポートデスクを置く自治体もあります。操作に不安があるという理由だけでデジタルを外す前に、そうした支援があるか確認してみてください。
デジタルのほうがプレミアム率が高いことがある
見落とされやすい点です。同じ自治体でも、紙とデジタルでプレミアム率が違う場合があります。
| 例 | 支払額 | 使える金額 | プレミアム率 |
|---|---|---|---|
| 紙 | 10,000円 | 12,000円分 | 20% |
| デジタル | 10,000円 | 13,000円分 | 30% |
差がつく理由
紙は印刷・配布・回収・換金にコストがかかります。デジタルはその分を還元に回せるため、プレミアム率を高く設定できることがあります。キャッシュレスを広めたいという政策的な狙いから、デジタルを優遇する自治体もあります。
すべての自治体で差があるわけではありません。多くは同じ率です。ただし差がある場合は1万円あたり1,000円ほど変わるので、申込前に必ず両方の条件を確認してください。
紙が向いている人・デジタルが向いている人
ここまでの3つの決め手を、生活スタイル別に整理しました。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 商店街や個人商店でよく買い物する | 紙 | 読み取り機器のない店では紙しか使えないことがある |
| スマホを持っていない・操作に不安がある | 紙 | アプリの登録や操作が不要 |
| 家族に渡して使ってもらいたい | 紙 | 手渡しできる。デジタルは本人のスマホでの支払いが基本 |
| 百貨店や大型チェーンをよく使う | デジタル | 紙を扱わない大型店が目立つ |
| 端数を無駄にしたくない | デジタル | 1円単位で使い切れる |
| 残高を把握しながら使いたい | デジタル | アプリで残高と履歴が見える |
| プレミアム率を最優先したい | 条件を比較 | デジタルのほうが高い自治体がある |
「迷ったらこちら」という正解はありません
以前は紙のほうが使える店が多いと言われていましたが、いまは自治体や店舗によって分かれます。一般論で決めると、よく行く店で使えないという結果になりかねません。面倒でも、自分の行動範囲の店を店舗検索で確かめてから決めてください。
紙とデジタル、それぞれの種類
同じ「紙」「デジタル」でも、方式によって使い勝手が変わります。
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| 券面額式(綴り) | 500円券や1,000円券が冊子になっている従来型。お釣りは出ません。共通券と中小店専用券に分かれていることがあります |
| 二次元コード式 | 1枚の券に二次元コードが付いていて、レジで読み取って残高から引く方式。1円単位で使えます |
| アプリ | 特徴 |
|---|---|
| PayPay | 普段使っているPayPayに商品券の機能が追加される形。導入する自治体が多い |
| region PAY | 自治体向けの地域決済アプリ。全国で採用実績が多く、加盟店の検索機能があります |
| Chiica | 地域ポイントにも対応するアプリ。バーコードや二次元コードを提示して支払います |
| 自治体独自のアプリ | 広島市のとしぽなど、自治体が独自に用意するもの。地域のポイント機能を兼ねることがあります |
どのアプリが使われるかは自治体によって異なります。すでに入れているアプリが使われる場合は、登録の手間が少なく済みます。
紙とデジタルの選び方についてのよくある質問
プレミアム商品券は紙とデジタルのどちらがおすすめですか
紙とデジタルで使える店は違いますか
紙とデジタルの両方を申し込めますか
デジタルのほうがプレミアム率が高いことはありますか
スマホの操作に不安がありますが、デジタルは無理でしょうか
紙とデジタルでお釣りの扱いは違いますか
使える店の探し方
加盟店の調べ方4つと業種別の目安
プレミアム商品券の使い方
お釣り・期限・家族利用・カード併用
なくしたら?機種変更のときは
紙の紛失とデジタルの引き継ぎ
プレミアム商品券のてびき(全18記事)
買い方・使い方・注意点の総まとめ