最終更新日:2026年7月27日
買い方・使い方・お得額
3行でわかる基本
- 自治体が発行する、額面より安く買える商品券です。1万円で1万2千円分から1万5千円分
- 使えるのは地域の加盟店だけ。ネット通販や自治体外の店では使えません
- 申込と購入が必要で、期限内に使い切らないと無効になります
プレミアム商品券とは何か
正式名称は「プレミアム付商品券」。自治体が発行し、支払った金額に上乗せされた額面が使える商品券です。
1万円で1万2千円分が買えるイメージです
プレミアム率20%の商品券なら、10,000円を支払うと12,000円分の買い物ができます。この上乗せ分(2,000円)がプレミアムです。
プレミアム率は自治体によって幅があり、20%から30%が多く見られます。広島市の2026年の事業のように50%という例もあります。
| 目的 | 内容 |
|---|---|
| 地域経済の活性化 | 地元の店でお金を使ってもらい、地域の中でお金を循環させる |
| 物価高への生活支援 | 食料品や日用品が値上がりするなかで、住民の生活費の負担を軽くする |
| 消費の底上げ | キャッシュレス決済の普及とあわせて、消費全体を増やす |
財源は公費です。だから制限があります
プレミアム分の多くは、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などを活用しています。つまり税金です。
地域でお金を回すことが目的なので、使える店が加盟店に限られ、換金や転売が禁じられ、期限が設けられています。制限には理由があります。
どれくらいお得になるのか
プレミアム率がそのまま割引率になるわけではありません。ここを正しく理解しておくと計算を間違えません。
| プレミアム率 | 1万円で買えるもの | お得額 | 割引率に直すと |
|---|---|---|---|
| 20% | 12,000円分 | 2,000円 | 約16.7% |
| 30% | 13,000円分 | 3,000円 | 約23.1% |
| 50% | 15,000円分 | 5,000円 | 約33.3% |
プレミアム率20%は「20%割引」ではありません
プレミアム率は支払った金額への上乗せ率、割引率は買い物の金額に対して安く済んだ割合です。12,000円分の買い物を10,000円でしているので、2,000円÷12,000円で約16.7%になります。
それでも一般的な買い物の割引としては大きい数字です。クレジットカードの還元が1〜2%程度であることを考えると、桁が違います。
紙とデジタル(電子)の2種類がある
多くの自治体では、申込時にどちらか一方を選びます。あとから変更はできません。
| 比べる点 | 紙 | デジタル(電子) |
|---|---|---|
| 使える店 | 紙しか使えない店がある(読み取り機器のない個人商店など) | デジタルしか使えない店がある(百貨店・大型チェーンなど) |
| お釣り | 券面額式は出ない/二次元コード式は1円単位 | 1円単位で使える |
| 必要なもの | なし | スマホとアプリ |
| なくしたとき | 原則再発行なし | ログインし直せば戻ることが多い |
| 家族に渡す | 手渡しできる | 渡せないことがある |
「デジタルのほうが使える店が多い」とは限りません
読み取り機器のない個人商店や商店街の店では、紙しか使えないことがあります。逆に百貨店や大型チェーンは、紙の事務処理を避けてデジタルのみとする例が目立ちます。
どちらが広いかは自治体と店舗によって変わります。自分がよく行く店を店舗検索で調べてから決めるのが唯一の確実な方法です。
どこで買える?申込から購入までの流れ
自治体ごとに違いますが、基本の流れは共通です。とくに4番目でつまずく人が多いところです。
- 自分の自治体の実施状況を確認する
市区町村の公式サイトや広報誌で、申込期間と条件を確認します - 申し込む
WEB・はがき・窓口のいずれか。家族分をまとめて申し込める自治体が多くあります - 結果を待つ
先着順・抽選制・全員購入可のいずれかです。近年は全員購入可が増えています - 期限までに購入する
当選しただけでは商品券は手に入りません。購入期限を過ぎると権利が消えます - 利用期限までに使い切る
期限を過ぎた残高は戻りません
購入上限は1人あたりで決まっているのが一般的です
2026年の例では、大阪市が1人4口(1口10,000円で13,000円分)、名古屋市が最大50口(1口1,000円で1,300円分)、広島市が1人10,000円分までとなっています。個人単位で数える自治体が多いので、家族の人数分だけお得額が増えます。
どこで使える?買えないものは?
使えるのは自治体が指定した加盟店だけです。買えないものも決まっています。
- 公式サイトの加盟店検索
いちばん確実です。区や業種で絞り込めることが多くあります - アプリの地図機能
デジタルなら現在地の周辺を地図で確認できます - 店頭のステッカー
レジ付近や入口に取扱店の表示があります
加盟店は募集期間中ずっと増え続けます。買った時点の一覧が最新とは限らないので、使う前にもう一度調べると取りこぼしがありません。
買えないもの
- タバコ
- 税金・公共料金・保険料
- 他の商品券・切手・印紙・プリペイドカード
- 宝くじ・投票券
- インターネット通販
- 現金への換金・電子マネーへのチャージ
誤解されやすいが買えるもの
- お酒(酒類)
- 加熱式たばこの本体(機械)※自治体による
- ライター・灰皿などの喫煙具
- ドラッグストアの市販薬
タバコが買えないのは、たばこ事業法で定価販売が義務づけられているためです。お酒は混同されやすいところですが、酒税法に定価販売の義務がないため買えるのが一般的です。
初めての人がつまずく5つの注意点
どれも事前に知っていれば防げるものばかりです。
お金にかかわる失敗
- 利用期限を過ぎた:残高は無効。返金も再発行もありません
- 購入期限を過ぎた:当選しても買わなければ権利が消えます
- 券面額式でお釣りが出ず端数を損した
手続きの失敗
- 申込期間を過ぎた:期間外は申し込めません
- 家族分の申込を忘れた:あとから追加できない自治体もあります
対象になる条件も確認してください
多くの自治体はその自治体に住民登録がある方を対象にしています。在勤・在学のみでは対象外という例もあれば、年齢制限を設ける自治体もあります。申込前に募集要項で条件を確かめてください。
プレミアム商品券についてのよくある質問
プレミアム商品券とは何ですか
プレミアム商品券は誰でも買えますか
プレミアム商品券はどこで買えますか
プレミアム商品券はネットショッピングで使えますか
ポイント還元キャンペーンとの違いは何ですか
自分の自治体で実施されているか調べるには
全国のプレミアム商品券一覧(2026年度)
都道府県別に還元率・申込期間・使える店をまとめています
東京都・23区のキャンペーン(2026年度)
23区それぞれの還元率と申込方法
デジタル地域通貨まとめ
住民も旅行者も使える地域通貨を全国から
プレミアム商品券のてびき(全18記事)
買い方・使い方・注意点の総まとめ
商品券のてびき【完全まとめ】使い方・買い方・注意点を全解説
このガイドで基本を学んだら、次は「てびき」シリーズで疑問をさらに深掘りしましょう。使い方・お釣り・期限・申込・転売禁止・税金など18記事で商品券のすべてを網羅しています。
- ✓申込方法・先着順 vs 抽選制
- ✓お釣りが出ない理由と対策
- ✓紙 vs デジタルの選び方
- ✓利用期限・使い忘れ防止
- ✓家族分まとめ買い・代理購入
- ✓クレカで二重取りする方法
- ✓買えないもの一覧
- ✓転売・確定申告の注意点