最終更新日:2026年7月27日
タバコ・公共料金・金券とお酒の扱い
先に結論
- 買えないのはタバコ・税金や公共料金・金券類・宝くじ・ネット通販が中心です
- お酒は買えます。タバコと混同されやすいところです
- 加熱式たばこの本体(機械)は買えることがあります
- 細かい範囲は自治体ごとに違います。公式の利用案内が最終的な判断基準です
プレミアム商品券で買えないもの一覧
自治体によって細かな違いはありますが、次のものはほぼ共通で対象外とされています。
| 分類 | 具体例 | 対象外になる理由 |
|---|---|---|
| タバコ | 紙巻きたばこ、加熱式たばこの専用スティック、たばこ葉入りの電子たばこ | たばこ事業法で定価販売が義務づけられ、値引きにあたる支払いが認められないため |
| 税金・公共料金 | 住民税、固定資産税、電気・ガス・水道料金、保険料 | 地域での消費にあたらないため |
| 金券・換金性の高いもの | 他の商品券、ビール券、図書カード、切手、印紙、プリペイドカード | 換金や転売につながるため |
| 宝くじ・投票券 | 宝くじ、競馬・競輪・競艇などの投票券 | 換金性・投機性が高いため |
| ネット通販 | インターネットでの買い物、実店舗外での決済 | 加盟店の店頭での支払いに限られるため |
| 金融商品 | 株式、債券、投資信託、出資 | 消費ではなく資産運用にあたるため |
| 不動産・家賃 | 土地、家屋、家賃、地代、駐車場代 | 地域での消費にあたらないとされるため |
| 換金・チャージ | 現金への引き換え、電子マネーへのチャージ、送金 | 制度の趣旨に反するため |
| 自動販売機 | 自動販売機での購入 | 原資の管理が難しいため。対象外とする自治体があります |
| 事業用の仕入れ | 商品の仕入れ、原材料、業務用機器 | 個人の消費を支援する制度のため |
このほか、風俗営業に関するもの、特定の宗教・政治団体に関するもの、収納代行、公共施設の入場料などを対象外とする自治体もあります。
買えないと誤解されやすいが、実は買えるもの
タバコが対象外なので、まとめて使えないと思われがちなものがあります。実際は買えます。
| 品目 | 可否 | 理由 |
|---|---|---|
| お酒(酒類) | 買える | 酒税法にはたばこ事業法のような定価販売の義務がないため。大阪市の公式FAQでも購入できると明記されています |
| 加熱式たばこの本体(機械) | 買えることがある | たばこ葉を含まない機器のため。自治体により扱いが異なります |
| ライター・灰皿などの喫煙具 | 買える | たばこ製品ではないため |
| 市販薬(ドラッグストア) | 買える | 通常の物販として扱われます |
| 飲食店での飲酒を伴う食事 | 買える | 加盟している飲食店であれば対象 |
お酒とタバコで扱いが分かれる理由
お酒は小売店が自由に価格を決められます。スーパーとディスカウント店で値段が違うのはそのためです。定価という縛りがないので、商品券で買っても「定価を下回る販売」という問題が生じません。
一方タバコはどの店でも値段が同じです。この価格の決め方の違いが、そのまま商品券の可否に表れています。
なぜ買えないのか(3つの理由)
対象外になる理由は大きく3つです。仕組みがわかると、迷ったときの判断がつきます。
- 地域での消費が目的だから
制度のねらいは地元の店にお金を回すこと。税金や家賃、ネット通販は地域の消費にあたりません - 公費が入っているから
プレミアム分は自治体が負担しています。換金や投機に使われると制度の趣旨から外れます - 法律上の制約があるから
タバコのように、法律で定価販売が義務づけられている品目があります
| 法律 | 何を定めているか | 商品券との関係 |
|---|---|---|
| たばこ事業法 | 小売販売業者は小売定価で製造たばこを販売しなければならない(第36条) | プレミアム分が実質的な値引きにあたるため、タバコには使えません |
| 資金決済法 | 前払式支払手段の払戻しを原則として禁止している | お釣りが出ない理由にあたります。用途の範囲そのものはこの法律ではなく、発行する自治体の実施要綱が定めています |
対象外の範囲を決めているのは自治体です
法律が直接禁じているのはタバコのような一部の品目だけです。金券や公共料金が対象外なのは、発行する自治体が実施要綱や利用規約で定めているからです。だからこそ自治体ごとに範囲が違います。判断に迷ったら、法律ではなく発行元の利用案内を見るのが正解です。
自治体によって対象外の範囲が違う(実例)
共通するものは多いのですが、細かいところは自治体ごとに違います。実例で確認してください。
| 自治体 | 対象外として明記されているもの |
|---|---|
| 千葉県(2026年) | 公共施設の入場料等・公共料金・納税/たばこ/有価証券・郵便切手類・印紙・証紙・物品切手・交通乗車券・興行チケット・金券類/宝くじ/インターネット販売など実店舗外の決済/自動販売機/システム上、原資の管理が困難となる取引/その他県が不適切と判断するもの。1商品を分割して支払うことも不可 |
| 大阪市(2026年) | たばこは購入不可、お酒は購入可と公式FAQに明記。商品券や引換券の転売・交換・現金への引き換えも不可 |
| 広島市(2026年) | たばこ/税金・振込手数料・電気ガス水道/他の商品券・ビール券・図書券・切手・印紙・プリカ/現金への換金・電子マネーへのチャージ/土地・家屋・家賃・地代・駐車料/事業用の仕入れ・原材料・機器類/風俗営業関連/特定の宗教・政治団体関連/収納代行・店内券売機 |
いずれも2026年の事業の内容です。「自動販売機」「収納代行」「店内券売機」のように、自治体ごとに独自の項目が加わることがあります。医療費についても、保険診療にかかる支払いを対象外とする自治体があります。使う前に発行元の案内をご確認ください。
買えるものと買えないものが混ざるときの会計
対象外の品が入っていても、他の商品には商品券を使えます。伝え方だけ覚えておけば困りません。
- レジに出す前に伝える
「タバコは現金で、他は商品券で払います」と最初に伝えます - 会計を分けてもらう
店によっては対象外の品だけ別会計にする運用です - 対象外の分を現金やカードで払う
ここには商品券を充てられません - 残りに商品券を使う
他の商品には問題なく使えます
会計が始まる前に伝えてください
始まってから伝えるとやり直しになることがあります。混雑時はとくに、並ぶ前か商品を出す前に伝えるのが確実です。
レジで通ってしまっても正しいとは限りません
店員が誤って対象外の品を商品券で受け付けてしまうことがあります。通ったから使える、という判断は危険です。あとで加盟店側が精算を受けられないなど、店に迷惑がかかることもあります。
プレミアム商品券で買えないものについてのよくある質問
プレミアム商品券で買えないものは何ですか
プレミアム商品券でお酒は買えますか
プレミアム商品券でタバコが買えないのはなぜですか
デジタル商品券でも買えないものは同じですか
買えるものと買えないものが混ざったときはどうすればいいですか
医療費や薬にプレミアム商品券は使えますか
タバコが買えない理由
たばこ事業法と加熱式・本体の扱い
プレミアム商品券の使い方
お釣り・期限・家族利用・カード併用
使える店の探し方
加盟店の調べ方と業種別の目安
プレミアム商品券のてびき(全18記事)
買い方・使い方・注意点の総まとめ